30年和食の調理をしていた方に調理に来ていただいています。白の制服と帽子が似合っています。制服とはこういうことなのですね。村で会議があり夕食の時間までいました。盛りつけが綺麗とは聞いていたのですが、流石整った盛りつけです。村人皆さん美味しいと食べています。完食している人も多いです。昨日はわかめの汁物の、わかめが良いといっていました(笑)。

施設でなくても、人は食べることは楽しみですね。昨日は「家に帰りたい・・・。」と泣いている方がいました。面接の時から納得はされていないことは分かっていましたが、本人さんは最後に娘の為に施設へ行くと言いました。おいそれとは家へは帰れません、楽しみをここで見つけるというか、ここにいてもいいかなぁ・・・くらいになってほしいです。先ずは食事が美味しいというのも村に来たかいがあります。そう感じてもらえたらありがたいです。

知り合いのデイでは土井勝先生監修のレトルト食品を出しています。美味しい事はおいしでしょうが、やはり違うと思います。村人は側で作っている人を見ているのです。調理場丸見えですし、調理している人も様子がわかります。そこには「愛情」が詰まっています。我が村の売りはここです。初めから調理は自社でやる。コンセプトは、この食事が最後の食事になるかも・・・です。いのちを繋ぐ食事です。自分の食事も今見直しています。食毒の勉強中。食べもので身体が作られ、生きている人間です。