介護職員と、看護職員と話し合いをしました。まずは、気になる人のケアの手順の統一です。そして、研修もさせて頂きました。年に1回以上はしないといけない、虐待と身体拘束についての研修です。
過去の村での虐待事例について話をしました。市役所からは不適切ケアということになってはいますが、その不適切ケアの温存を作ってはいけないということです。日頃から、温かい、優しい空気感が必要です。不適切ケアが許されることが経営者、管理者として問題なのです。そこを含めて職員には伝えることができました。
弄便(ろうべん)といい便をもて遊ぶ行為をいいます。認知症の人には良く見られる行為です。そのままオムツに便をしたままにしてくれたらいいのですが、気持ち悪いのか手を入れてしまいます。傍に誰かがいたら止められる行動ですが、なんせ、サービス付き高齢者住宅なので、そうもいかず、訪室したら便まみれ・・・時には口にはこんでいたりしています。人間としての尊厳を考えるとこの行為を止めさせたいです。そすると、ツナギ服という自分では脱ぎ着ができない服の準備になってしまいます。もちろんご家族さんの同意はとっています。このことがしいては虐待となると、国は言っています。
ツナギ服を止める努力はしています。デイサービスの日は普通の服でお出かけです。またお風呂の後は普通の服にしよう・・・便が出てすっきりした後も普通の服にしてみよう・・・という提案がありました。人間の尊厳を考えます。
おかしかったのは、外国人のスタッフにツナギ服についてどう思うか聞くと「○○さんの手や体が冷たい時があってその服は良かったです。」なんとナイスな答えが返ってきて、爆笑・・・本人も途中で分かって赤面していました(笑)。そうか、ただツナギ服は良くないという考えのみでなくていいのです。寒さをしのげるのです。ちなみに彼女のご主人は車の整備や車関係の仕事ですので、見慣れたツナギ服には良いところしかないのです(爆笑)ひとつ考えの頭は変える時です。勉強です。