連日に渡り、2時間のピアノ演奏をして下さっています、いだきしん先生です。体力もそうとうなものです。いえ実力も兼ね備えています。ツレでマスク式呼吸器を付けた車いすのおっちゃんを乗せて出発です。入浴介助が終わり、準備するのに30分の遅刻です。イライラしていたのですが、車の運転をはじめたら平常心になりました。呼吸器は音がするので、もちろん入場前にはなんとか外しました。20分での演奏合間に滑り込んだのです。

しばらくすると、フタッフが呼びに来て、渡邊さんの場所が分かっていたので(遅刻した人の席)、急病人です?外に居ますと言われ、咄嗟にもう退席していました。外では名前も知りませんがお顔を知った人がソファーに寝ていました。まあ詳しくは書きませんが、いのちには別状なさそうですが救急車を呼ぶということで、大津の救急隊に引き継ぎました。そして、直ぐにコンサートに参加しました。

休憩時間に家族と話していて、遅刻してきて良かったねぇ~なんていう話です。毎日が何かこういうことなのですね。次につながるというか、それこそチャンスに満ちている、急病人の人はパニックになっていて、渡邊さんが来たら落ちついたとお聞きし、すごいなぁ、自分が動くことでこういう状態が作れるというか、自分の使命のようなことを感じました。そのまま、受け入れる、自然です。ねばならぬとか、人を動かそうという意識が薄らいでいるような・・・、周囲も楽でいいですよね。
コンサートの音は昔の人々の、牧歌的な情景が浮かび、こうやって人と楽しく仲良く暮らしていけたらいいなぁ・・・世界平和という気持ちになりました。ツレは体が楽になったことは伝たわりました。