ご利用者さんの所に、往診医さんを紹介しました。往診のクリニックから連休前がいいですか?という連絡、だいぶん弱っているので、連休中に何かあったら騒動ですので、是非顔を見るだけでも来てほしいと懇願しました。朝も調子が悪く、一瞬意識が遠のいたというヘルパーからの報告で、動ける準備だけはしておこうと考えました。
往診の先生一人で到着、時間のあまりない中、顔色不良、ボーとしている、よだれが出ている、頭が回ってない。。。ということで挨拶もそこそこ、バイタルサイン測定はじまり、昔取った杵柄で介助しました(笑)。ご利用者さんは先生一人じゃ来ないだろう、看護師さんと来る?と聞いてくれていましたが、外れ。。。で私がにわか看護師です(笑)診療の補助業務でした。ちなみに時給は出ません(笑)
糖尿病でインシュリン38単位毎朝注射、近頃何も食べてない・・・という聞き取りからドクター「低血糖、甘い物食べさせて・・・」と指示が出ました。そこから、それ甘い飲み物、飴、砂糖水・・・飲んだら元気になったのです。顔色も良くなり、言葉もはっきりしました。魔法のようでした。実は血糖を測る機械もあったのですが、使用期限が3年前に切れており使い物になりません。ということは家で3年以上していなかったのです。段ボール箱一杯ありました(爆笑)。医療ゴミどうするんねんです。出した病院へ引き取ってもらいます。
大きな病院で38年間ワンマンな事務長をしていたご利用者さん、医者とは数知れずにお付き合いがあったようです。そして医療にはかかりたくない、と最低限のことのみやっています。ドクターがあわただしく帰って行ったあと、「あの先生は凄い、よくできた人だ」と大満足でした。先生は帰り際に、病院の元事務長と硬い握手してくれました。かっこいい!これで、信頼関係できました。
あ~連休前に初回の往診に無理言ってきてもらって良かったです。先生、このままだったら低血糖で死んでたかもよ~なんて言ってました。実は高血糖より怖い低血糖なのです。ひとつ勉強になりました。