村(ケアビレッジかんのん)でお亡くなりになった人のお見送りに行きました。といっても多分家族も誰も行かないので手を合わせに行ったのです。ワンカップと小さなお花を供えてきました。スタッフが飲料水とかミカンとかお供えしていました。まあ、どんな人生だったか・・・だいたい予測はつきます。生前に宗教でも聞いておけばよかったかな?お坊さんは呼べませんが、私が少しとなえる事はできるかな?葬式らしいではありませんか・・・。これから身寄りのない人、直葬になりそうな人聞いておきます。日本人なので儀式は大事ですよね。
実はスタッフから部屋の整理をしていたら骨壺が流しにあった・・・と言うので開けて見てと依頼した怖いということで、まずは私が行きました。お骨が入った木の箱を開けさせてもらいました。誰の骨か確認というか何か書いているのもがないか?恐る恐る見ましたら、骨壺は空っぽ・・・拍子抜けです。しかし、よかったです。お骨が無いので陶器も木箱も一般ごみになります。ほっとしました。
誰かにここにあるとか何か言ってほしかったです。ドキドキものです。このことを、休みのスタッフにショートメールしたら、「最後まで楽しませてもらいました。」と返信があり、そうだなぁと一人で笑いました。本当にいろいろとあった人でした、最後の大きなオチを作ってくれたのです。吉本興業負けそうなくらいです(爆笑)
しかし、葬儀場に人がいないスタッフも関係者も、人に会いませんでした。直葬なのか?名札がある部屋が3つ、みなさん直葬のようです。一般葬もあるようで広めの部屋に名札はありましたが家族もいないよう・・・電話で場所の確認したら、「○○店の前で2階なのでそのままお上がり下さい。」と言われました。ここには生きている人はいません。みな遺体だけ・・・人件費とかとか・・あるのかもしれませんが、よく考えたら不気味ですね。多死時代の到来を実感しました。

