実は徘徊する人をどうしたら出て行かないかという事を考えていました。職員の隙をみて勝手に出て行くので、こちらはいたちごっこです。出て行ってもし何かあったらどうしょうか・・・そればかりです。この方が入居されてこういう行動になることの予測、まあ出来ないわけではなかった部分もありますが、徘徊という情報は一切ありませんでした。皆が予想していなかったことです。

今はどうしていくのが一番良いか、考え関係各位と相談しています。事故や怪我、いのちに関わることですので、責任は重いです。外に出さないのが一番という結論で施錠の徹底という考えでしたが、ここが大きな間違いでした。閃きは、昨日の比叡平で行われた「いだきしんピアノコンサート」の最中でした。やっている事は真逆だったと・・・。

忘れていましたが、過去には、多くの徘徊する人に私は付き合って来たのです。外に一緒に出て行ったのです。ある時施設から出ると大騒ぎした人の追跡で難波からバスにのった利用者さんをタクシーで追っかけたいうこともありました。ちゃんと自宅に帰ったのです。大笑いでしたが、その時はどずかれました(笑)。やはり、外に一緒に出掛けることも必要です。関東の実家に帰りたいようです。実家が近いと思っているから厄介です。500キロ先にあるという話は通じません。今日から一緒に歩いてみます。幸いに天気はよくなりました。どうなるか・・・気持ち理解、ここに居てもいい・・・となったらいいですがね。