末期癌の方の所へお見舞いにいきます。頼まれていた、マジックと厚紙です。徳島県からいとこ夫婦がお見舞いに来ていました。前日にもう長くないから会いに来たんだろうと、他のいとこの話をしていたので、本人も今生の別れです。まあ、鉢合わせたといえばそういう場面にいさせていただきました。宗教が同じなので、お祈りも同じにできて本人さんは安堵されていました。

いとこさん達が帰ったあと、喉が渇いた、ゼリーを食べたいと言いますので、久しぶりに食事介助です。寝たままの方にスプーンでプルプルのゼリーを口に入れます。「あんた、食べさせるの上手い!」と言って頂きました。昨日はパーフェクトでした。結構、呼吸困難で横になっている人の食事介助は難しいのです。こぼさず、タイミングよく食事介助ができました。

○○さん、私、看護師だったのよと話します。昔とった杵柄、一度身体で体得したことは身についています。やはり、自分はケアをしたいのです。現場が好きなのが良く分かりました。どうして差し上げたら一番いいか・・・考え、タイミングはずすことなく看護する。お客さんは「あんたの、時間とってごめんね。」と感謝してくださいます。最後まで人間として付き合う、こう決めています。本人は苦しくなく逝きたいと言います、自分は相槌をうちます。