「あかん、あかん・・」と言って何もさせて頂けない人、食事や入浴、更衣・・・触ると痛い、痛い・・・といい暴れます。大きな男性でしてスタッフの手にはあざが出来ている・・・困ったものです。ベッドでの寝たきりでは余病(床ずれや関節拘縮・・・)になるし、先ずは食べていただかなくては、命に関わります。気分が良いと車いすに乗って食堂へ行ったり、いつも不安定ではないのです。

SOSの電話があって行ってきました。まずは、ここにいて大丈夫という雰囲気作りです。関わるスタッフがあなたは大事な人という気持ちでいること。看護師と一緒に食事ケアに入りました。ベッドで寝ていて、なんだか拒否している言葉を発していますが、にこにこして本人が見える位置で「○○さん、こんにちわ」と言うと一瞬目をあわせてくれて挨拶してくれました。そこでも「あかん。あかん。。」を連発します。なにがあかんの?と尋ねると、ちょっと考えてくれて「全部」と言いました。全部ねぇ~。直ぐに痛い、あかん・・・繰り返しです。看護師は軽くタッチしていますが、全身筋肉を硬直させて何かしゃべっています。本人の気持ちを汲むように本人の言葉をオウム返しに言ったり、同じ動作をする療法思い出し、スタッフに伝えました。認知症以外に病気はないのです。過渡期の症状のように思います。

10日前に入居した人もここは何処?子どもに迎えに来てほしい施設は嫌・・・と暗い顔で言ってます。かといってここでしょうがないと暮らしている人は認知症の人でもそれなりに落ち着て生活されています。住めば都という言葉がしっくりいくよう待っているしかありません。介護は生活を整えることです。