村で夜になると大暴れする94歳がいます。村長の報告では昨日はベッドに仁王立ち立ちになったり、四つん這いになって襲ってきたり獰猛のようです。小さな方ですが、もう聞いただけで憑依したのではないか・・・声も大声になったりします。昼は他の方とニコニコとしていて、リハビリパンツをあっちにしたりこっちにしたり、静かに過ごします。私にもお礼を言って下さいました。

私たちがよく使う言葉ですが、「スイッッチが入った。」と混乱、錯乱状態の時に使います。村のいい所は何があろうと皆仲良しです。私の担当のしっかりしている利用者さんは、隣に座ってフォローして下さっています。それも自然にです。ありがたいです。後は夜勤態のスタッフがどうかかわっていくかです。医者はあまり薬を使いたくないようです。スタッフももちろん対応大変ですが、本人も大変、一晩中起きていますが聞くとよく寝たと答えるようです(笑)。不思議です、疲れ知らず。

どう考えても、試されているのです。自分の考えは必死で考え、対応し、もうこれ以上無理で~す、という瞬間に解消していくのではないかと考えます。これが続くわけではありません。知恵の勝負!渦中にいるスタッフ頑張れ、もうひと踏ん張りです。しかし、入居前の情報は他の人の方が大変という事が書かれていますが、この方を除いて全員良く夜はお休みくださいます。人との関係、見えないところの何かは凄いです。