午前中は利根山病院へ「呼吸リハビリの実技」研修に行きました。マンツーマン指導していただき、これは良かったです。看護師でも出来る事が分かり、呼吸の状態維持の為に、呼吸リハをどこかで取り入れたらいいですね~。手技としては即できます。久しぶり行った病院の副院長先生がおられ挨拶です。ALSの人や脊髄小脳変性症の人を担当した時お世話になりました。マスクを外すとああ・・・という感じ、元気?と聞くとまぁまぁとの返事、ここはなんか家族的病院です。利用者さん達はみなさん難病で、付き合いが長いのです。
午後からは堺市の大阪労災病院へヘルパーと共に、退院支援へ向かいました。ご利用者さんが腰の手術をし、入院中になんと旦那さんが誤嚥性肺炎にて亡くなられのです。子どもなし、身よりもいない2人で、認知症の旦那さんはショートステイ中、・・・ケアマネさんも奮闘されていたようです。皆驚きで、奥さんも入院中でそのまま火葬に・・・という話でしたが、奥さんに旦那さんに会ってもらおうというみなの気持ちが一致し、では一時外出の許可で、会ってもらおうという事でしたが、急遽退院OKが出て、車椅子にて病院を出る事ができました。直行葬儀社です。
奥さんは旦那さんの悲報を聞き頭が真っ白だったけど、この病院にいた2日間でいろいろ整理が出来た。とおっしゃっていました。静かに物事を受け止めていました。一日一組の家族葬屋さんで、1畳ほどのとろに棺が安置されていました。上から覗き込み対面です。個室だったので、ヘルパーと一緒に御棺を少し開け直接ご対面してもらいました。ご夫婦の最後のお別れ手を入れお顔を触っていました。また同じような配置に御棺の蓋を締めお飾りの物を置きました。こういことするの大好きなのです(笑)。
奥さんは私へ「やりてやなぁ~」と言って下さいました。あまり好きな言葉ではない・・・やりてばばぁという遊郭のばあさんみたいで・・・という気持ちでしたが、Googleで検索して意味を調べました、まあこういことなんかもしれないと、なんだか「やりて」という言葉に違和感が無くなりました。福祉有償運送業やヘルパーの自費サービスの枠をやっていて良かった。ちょっとは人の為になったかなぁ・・・。自分自身も勉強になりました。しかし、嬉しかったのは運転が上手いと褒めらたことです。元教習所の教官の要介護5のご利用者さんを乗せて沢山指導してもらいましたからね(これは嫌味です(笑))人生うまいことなっています。