もうすぐ母の命日です。私が16歳の時、母は44歳で亡くなりました。母が亡くなることは考えていませんでした、きっと元気になると、名医のいる福岡の病院で手術もしたし良くなる・・・、今考えると術後の無理があったようです。小学校の高学年になっていくと、母はだんだんと元気がなくなっていっていました。唯一、知り合いのおばちゃんが来たら元気でおしゃべりしていてたのです。子ども心に、あのおばちゃんいつも来てくれたらいいなぁと思っていました。人は人で元気になることを知りました。母の笑顔が大好きでした。子どもはみなお母さん大好きですよね。
私の仕事は介護です。人をケアする仕事で、元々母の笑顔をみたくて始めたのかもしれないと、ふと考えました。
人助けは人間、当たり前のように産まれた時からあるとはお聞きしましたが、自分は、元気になってほしいという母に対しての気持ちが今の生き方になっていることに気が付きました。元気のない人、病気の人、少しでも良くなってほしいです。自分の本音で、人よりも強い意志です。
人が困る前に見えることもあります。先手打つこと、先を見て動くこと、人が困らないようにと常に考えます。一貫して人の役に立つ、ご利用者さんだけでなく、スタッフ、周りに居る人、全ての人の役に立ち生きることを貫きます。人が何を言って来ようともです。ゆるぎない気持ちです。新緑の5月は美しいです。