夕方に、気になる人のお見舞いに毎日行っています。大阪に居ない時は来れない日を伝えています。癌の末期です。長年一人暮らし、身内は付き合いのない甥御さん、家族とは縁が薄いです。殆ど動けません。夕食時の介助が私の役目のようです。一度ヘルパーとして娘が歯医者に連れて行ったことがあり、一度お見舞いに行きたいと、言っていたので昨日一緒に行きました。
相当しんどかったようで、口も利けない状態でしたが、徐々に回復、ご飯を少し食べれました。小さなミカンを持っていきひと房、一房剥き完食でした。こういう少しの事が出来ないですね。出かけるので2日間は来れないと話すと、早く帰ってきてと言います。心細いのでしょう・・・なるべく早く帰るねと言いました。
娘と2人で病院の帰りに近くのスパーに行きました。出てきたとき、年配の女性が、「こんばんわ」というので思わず「こんばんわ」と返しましたら「2人でいいね。」というではありませんか、誰かと間違っている?と一瞬考えましたが、「ありがとう。」と言いました。たったそれだけですが、へぇ~という感じです。どのような感情でおっしゃったかはわかりませんが、2人でいたことがしあわせに感じたようです。私たち親子も嬉しかったです。人は一人では生きられないと改めて深く分かります。心通じ会う相手がいること、大事なことを表現してくれたおばちゃんに感謝です。こういうことが、どんどん増えていったら、世の中、悪い事が出来なくなっていくのではないか、愛の空間創りですね。