92歳のご利用者さんが「僕は話す人がいなくなったんだよ。今いる、3人の中学(旧制中学今の高校です)の同級生、2人は寝たきりなんだよ。」傍から聞くと当たりまえの話です。この年で同級生が健在で、行き来ができることはないでしょう・・・。会社のOB会でも知り合いはいないからもう行かない。出かけるところがないとぼやきます。
先日、この方の家の前を車で通り、同乗している子に「ここが○○さんの家。」と言うと、なんと本人が高ハサミを持ち、庭の生け垣の選定をしていました。もうびっくり(◎_◎;)です。ヘルパーから厳重に脱水をおこすので庭の手入れはしないように言われていますが、ヘルパーの来ない日曜日にこういうことするのです。知能犯です。大声で水分補給といいました。まあ制止してもやるでしょう・・・。
高齢になると個人差が大きいですね。ご本人さん50代で大病した、飲みすぎて肝臓を壊して顔真黄色だったが、家内があなたの病気は私が治しますと、食事療法で完治したようです。奥さんの努力は凄いです。身体に入れるもので病気を治したのです。基本中の基本です。その奥さんも3年前に亡くなりました。今元気でお過ごしなのは、言いたいこと言い、ヘルパーが作る身体に良い食事、適度の運動でしょう・・・。昨日はケアマネのお蔭とも言って下さいました。こうやって、自分気持ちを何でも話す事ができるから・・・。この言葉をお聞きし感動しました。ありがたいですね。ご本人さんの健康に一役かっています。