奈良高句麗伝説コンサートがありました。午前中、気になっている入院中の方の方の所へやっと行きました。自宅で倒れそのまま入院してしまいました。もう10日あまり経っているので一般病棟かと思いつつ、ナースステーションの隣の重症室で状態的には良くない感じでした。細い声で「あなた誰?」と言います。「ケアマネジャーの渡邊です。」と言うとうなずきます。分かっているかは不明です。

直ぐに看護師が来て「ここにサイン下さい。」と治療計画書のようなものを出します。家族さんが来ないもので・・・とえっ!という感じです。息子2人近くにいます。入院の時も付き添いで来ている・・・・。まあ、そうかあり得ない話しではありません。親子関係がこうなってしまったのです。旦那さんが早くに亡くなり苦労して子ども育てたとお聞きしていますが、こういう事実です。

会話できる状況ではありません。私の手をしっかり握って離しません。少しだけマッサージしました。ご本人の口から「ありがとう。」とかすかにもれます。子を産み育てる女の人生考えます。一人、一人の人生、いろいろあったことでしょうが、子が育つ環境を、我々今の時代で作る事が、急務です。そう聞こえた高句麗伝説でした。人が自由に生きて行く、誰かが我慢するとかでなく、それぞれが、それぞれで、全体としては豊かである事です。