阪大のソーシャルワーカーさんより紹介のあった、退院まじかの方に会いに行きました。癌がいろいろな所にありまして、手術や治療しています。転移ですかと?とお聞きしましたら、違うとのこと、多重癌ですね。それでもまあ、まあお元気です。のどの所に穴を開けています。気管切開といい、自分で吸引します。胃にも穴を開けて、胃瘻と言いますが、自分で栄養剤注入しています。一人暮らしです80歳代女性。驚くことに、看護師もヘルパーもいらないと言ってましたが、看護師には少し来てもらおうという話になりました。

言葉しゃべれないので、筆談です。なにも不自由な感じは受けないです。ご自身が淡々としているからなのか・・・ご希望は電動のベッドを入れてほしいという事だけです。後はなし。これも凄いですね。担当の看護師さんはご本人さんは、たくさんの癌であり元気なので自分自身を不死身だと思っているとの言葉で、ああ~と納得です。

自分の周りのお客さんは生きる事あきらめている人が多いです。死んでいるのか生きているの分からないような日々を過ごしている方、亡霊の様です。生きている、自分は死なないかもしれない・・・これは大事なような気がします。死んでも命があるように・・・という言葉を想い出します。「死について」という勉強をずっと継続していますが、人間死んでも終わりでないと聞きます。亡くなっても生きていた時と同じ状態のようです。だから、今を大事に、人生大事に生きていきましょう。