ご入院をしてます、お客さん3人のお見舞いに行きました。行かないと介護保険上ダメということではありません。いのちのままに行こうと行っただけです。市民病院に入院中の方、岩手県の沿岸部が実家の方がいまして、要介護5一人では何もできない方です。今回の台風の事を気にしていますが、電話も出来ず、テレビを見ているだけでした。ようし、本当は病室での電話はダメですが、携帯電話を本人さんの耳に当て、奥さんの実家とご自分の実家の様子を電話で聞くことができ、被害はないようで安心し、聞けた事を喜んでおられました。

別に意図したわけではありません。身体が勝手に動くのです。良かったと感じるだけです。だから、楽ちんです。気の向くままに動けばいいだけ、動いたら人が助かっているこんな良いことはありません。不思議な人生です。これからも、ずっと、人が助かるようにいのちのままに動いていきます。

市民病院、刀根山病院、淀川キリスト教病院、それぞれにいろいろな事がありました。思い出しました。淀キリで亡くなった方は、難病の娘さんが1年前に亡くなり、自分も死期が近い、もうろう状態の時お見舞いに行き、ひとりの病室、私は何を思ったか、娘の名「ゆきちゃんによろしく」と言ってしまいました。その方はもうろうとした意識の中、分かったという感じで右手を静かに上げたのです。そして、2日後に息を引き取りました。

このこと、奥さんには伝えています。こんな関係の深いケアマネと家族でした。そうです、サプライズがありました。その方が亡くなって半年が過ぎた頃、急に息子さんと奥さん温泉旅行に行ったのです。それは亡くなる前に、息子に本人が行けなかった旅行を託した旅だったのです。涙、涙・・・・これ、ドラマではなく、事実です。人間の凄さ、出会いに感謝。