ユニークな90歳の男性にお会いしました。介護保険の認定調査で、お伺いした新築マンション、どうも一人暮らしのようでした。選んで一人で暮らしていると、妻と長男夫婦は、歩いて15分の一戸建に住んでいる。夫婦仲は普通のようです。団地の建て替えにて、マンションになって、誰かに貸すよりも、老後の自立、健康の為、ぼけ防止に自分で全部するため住んでいる。妻は週2回位、食事を持ってきたり、自分が作った食事を持って帰ってもらったりしている。毎日の日課、組み立て、日常生活全て自立です。ヘルパーも入っていません。新しい元気高齢者の生活です。
凄いです。甘えてないというか、この生活の方が気が楽なのか?とっても若いです。まず声は70代の人の様です。動き早いです。電話した日に訪問調査いいですよ!と言って下さいました。家の中は綺麗です。話の中味は徴兵で行った日、昭和20年の8月15日、9時集合で玉音放送を12時に聞いて、3時間だけの最後の軍人と話して下さいました。他にもいのち拾いした話もあります。いつもですが、訪問調査の内容とはかけ離れた話が、たいがい多いです。話を聞いてもらいたい、人は自分を表現したいと感じます。
お話聞きながら。戦後72年、戦争の話をする人がいなくなったと感じます。良く聞いておくことが大事ですね。料理等ができるようになった経緯は、子どもが小さい頃、ボーイスカウトに入れて、一緒に活動し、最後はボーイスカウトの隊長までしたそうです。隊長の役目は細部にわたり本当に大変なんですよ。野外に子ども達連れていき、飯盒炊飯をします。その時に料理を覚えたようです。成る程ね、我が家の子もサバイバルになっても、ひとりで生きて行けるよう豊中18団のボーイスカウト入れました。私はいまだに、育成会の副会長です。(名ばかり、親も子も少ない時代です)笑います。人生何が役に立つかわからないですね。ちなみに、我が子見ていると、どこでも生きて行けますね(笑い)。ボーイスカウトでは人との篤い関係を学んだようです。