デイサービスで会うお客さん94歳、頭が馬鹿になってきた、こんなんでは生きてもしょうがない、死にたいと何度も言います。返す言葉は見つかりません。認知症はありますが、有料老人ホームに預けられ、面会も殆どありません。自分は何処に住んで、ここに何しに来ているのかと?いつも問うてきます。生きている意味がないと、死にたい、死にたいと言う気持ちはよくわかります。そんな考えではだめだよとも、生きようよとも、言えません。
デイサービスのテーブルで隣に座った86歳の方、会話が聞こえていたらしく、目にいっぱい涙をため、「親からもらった命やないの、そういつことを言ってはだめだよ。」と話して下さいました。お客さん、思わず涙・・・目、自分も涙しました。この方の人生は分かりませんが、辛い、苦しい時、この気持ちが支えだったのでしょう・・・それは良く分かります。言葉の威力です。
上っ面で、共感するとか、傾聴するとかでなく、本気で側にいられるかです。お客さんの気持ちは変わらないでしょうが、自分の人生を通し、真剣に対峙してくれたこの方の存在は残るでしょう。自分もハットし、そして、生きる事考えます。先祖から脈々と受け継がれた命です。今、ここにあります命です。次世代の為に先祖がつないだいのち、自分たちの代で終わらせるわけにはいきません。
北朝鮮の事、南海トラフ地震が近いと多くの預言者は言っているようです。預言がはずれたらいいですがね、みなで生き延びること真剣に考え、いのち繋いでいきましょう。心豊かに・・・。