独居で、寝たきり要介護5のご利用者さんのお宅へ介護保険認定調査に伺う予定で、丁度往診の先生が来る日ということを聞いて、ご挨拶したいとその時間に訪問しました。長年訪問して下さている近所の開業医のお医者さんで、たぶん先生歩いて来るよ!とのこと、一人で来て、「はい、これ薬・・・」とヘルパーさんに薬袋を渡します。いいなぁ~。薬を持ってきてくれる医者は、今時はいないよ!
先生おもむろに、テーブルの上のテッシュやタオル、飲み物を自分で片付けて、昔らかある水銀の細長い血圧計を置いてガバット開け、しゅぱしゅぱ送球を押して、血圧測定し、聴診器を当ててくれました。ご利用者さんは脳性麻痺で、意思疎通が困難です。私が冗談を言ったら、利用者さんが笑いました。先生「あっ、笑ってる・・・」とおっしゃいました。その話を担当の責任者のヘルパーさんにしたら、「あの先生、利用者さんが昨年コロナになった時、拍手していたんだよ・・」何の理由かわかりません。しかし面白そうな先生です。
長年、月2回5分ほどの訪問のようです。医者にご本人を連れていく行く事や、ヘルパーが薬局へ薬をもらいにいく手間を考えたらナイスです。責任者は良い先生なんですけど、いざの時は役には立たないけどね。とのこと、すかさず、いざは救急車ですよ!と伝えました。この先生でなく、どの先生のご利用者さんもいざは救急車です。昭和チックで良かったです。先生お体お大事に、末永く往診頼みますという気持ちです。