お客さんが入院中の病院へお見舞いに行きます。おそらく、在宅生活は無理であろうと考えます。ベッドから足を出し椅子に乗せ、十文字のように横になっています。この方がいいようで・・・、看護婦がどうもならん、名前を聞いても答えてくれないと、良くしてくれない看護師に名を聞いたら黙っていたと喘ぎながらの話です。患者にとって今日の担当は、良い人か良くしてくれる人か気になります。「今、看護師とバトルしたので疲れてた・・・。」まあその元気があるなら大丈夫と感じます。
以前勤めていた病院で後ろから患者さんに近づいた時、名前を言わなかったのですが、「〇〇さん」と一発で当ててくれた患者さんがいました。足音で分かると聞いたこともあります。自分は看護師時代に、この方が少しでも安楽になるにはどうしたらいいかと常に考えていました。
昨日の看護師3人目は大失格です。自分のための看護をしていたのがありありと見えました。部下だったら、怒鳴り上げていますが、人の病院です。ナースコールで呼んで体位変えてほしいと頼のんだのです。途中まではまぁ、許せる範囲ですが、背中のしわをとってほしい、クッションの位置は・・と注文しているのですが、パンパなケアしていました。そしてカーテンから出る時、ねこなで声で、ご家族さまですかぁ~?と言って出ていき、その後自分が本人の要望で整えました。誰の為に看護しているのか、これが看護か?とも、ちっとも安楽でない。まだ、まだ、昔のままですね。良い人もいますが、良い人に当たればラッキー、まるで宝くじです。なんとかせねばなりません。今日は看護学校へ講義にいきますのでこの話が中心ですね!よい人材育成です。