人間の気持ちの深さに触れました。生きていくことで、どれほどの生きずらさを持ち生きていたのかを知ります。人間一人では生きられないとは言いますが、人と協力して物事を成し遂げることは容易ではことを改めて実感しています。これまで、新規で事業を立ち上げ、働いた所はたくさんあります。知人からよく立ち上げの所ばかり行くねと言われたことを思い出します。本当に新しく創ることのエネルギーは尋常ではありません。新規立ち上げで、死人まで出た特養もありました。そのくらい大変です。

わが社もご多分に漏れず、この事の最中です。話があります、時間取って下さいと言われた時、経営者は覚悟です。問題点は明らかで、人がいないのです。働く人がいないので疲弊しています。仕事量と人数があっていません。頑張って、頑張ってもこの先も同じということが見えてきて感じる疲労感です。自分は我慢してという気はありません。近い将来の会社の考えを伝えます。

話している最中に、人の心の深さにふれます。こういう人にここにいてもらっていたなんて・・・。言葉で表すなら「いつくしみ」です。和を乱さず、人の心かき回さないよう・・・、頭が下がります。人は深い部分で人と繋がっているのか、人の為に働ける人間です。自分も基本へ返ります。慈しみと漢字で書きます。ひとり、ひとり大事にしていこう、介護の仕事で、わが社の社名のように、フタッフひとり、ひとりの中に「かんのん様」(観音様は苦しんでいる者を救う時に差し伸べる手とあります。)があります。人との繋がりがありがたく、自分を正していきます。