わが社にも、ケアビレッジかんのん(村)から自宅に帰った人がいましたが、担当しているご利用者さんも今、施設を退去して自宅へ帰ろうとしています。就労している娘さんの英断です。本人、家族の希望を叶えるのがケアマネの仕事です。今月、ご本人さん月のうち半分は自宅で過ごし、着々と在宅への準備は進んでいます。本人さんの奥さんは認知症です。これも凄い事です。

3人で暮らしていますが、父ー要介護5,母ー要介護3、娘ー就労中で月に2回は泊りの出張あり・・・どないして生活するねん・・・。まぁ、なんとかなる、なんとかするです(笑)。あの手、この手を駆使しています。聞いただけで、大変だと思っているでしょうが、娘さんは父親の施設に居る時の辛い顔が忘れられない・・・入っているヘルパーの帰りには涙を見せていると聞きます。心が痛いことが一番つらいですね。娘さんは介護で疲弊しないように、週に1回は自分の時間を持てるようにもスケジュールの希望をしています。偉い!近所の親戚、関東からの次女の支援もあり、まぁ、家族がとっても仲がいいです。ここは大事なポイントです。

思い出したのは、自分の父です。35年前に病院で亡くなりました。今では考えられませんが、病院へ2年以上入院していたのです。当時も自宅へ連れて帰りたかったです。大工の父が自分で建てた家ですし・・・しかし、制度も何もなにもなく、病院で看取りました。今なら確実に家です。家で療養する事が可能です。むしろ、家でやって下さいという国家の方針、包括支援プログラムの取り組みです。父にできなかった恩返しです。考え工夫するとどこからか助けが来てくれます。最強のメンバーを揃えています(キングダムに今嵌っている私です(笑))