知り合いの人が困っているということで盛岡在住の2人と東京の介護者家族会の友人と4人で、作戦会議をしました。独居の高齢者、家で夜間の救急対応にてケアマネが呼び出され、また本人も一人は寂しいとのことで、施設へ入ったけれど、自由に面会もできず、携帯電話も没収され、外出したいけれどコロナでダメという事、本人もここを出たい、出させてあげたいという気持ちで何か自分にできることはないかと、4人で動きはじめました。

作戦会議は本人さんの家です。身寄りがなく、知り合いに全てを頼むと家の鍵も渡しています。初めて東北の人の家に上がりこみました。こんもりした山の中腹、岩手県知事公舎の真ん前で良いところですが、雪よけや広めの作りの家で、田舎ならではの風景です。

一緒にお昼でもと準備して下さったのは、炊飯器と自宅で取れたお米、自宅で作ったお野菜、漬物類が出て決ました。もちろんリンゴも山もりです。作戦会議でさすから、口も動かしながら、盛岡の人は食事の準備しながら、私は主不在の家の郵便物の整理をしました。こういうことは得意でよくあります。ケアマネを私が交代して、月一回の訪問をして・・・と考えていたら、小規模多機能居宅介護事業所でケアマネ付きでした。結局、本人がどう生きたいか施設側に言う、(東北の女は、特に男の人へは自分の本音が言えないようです)ようするに波風立たせたくない・・・人柄のようです。実は次に行きたいという施設はすでに決まっているのですが、空きがないのです。このまま我慢の人生では生まれてきた意味がありません。知恵を絞って決まったことがあり、それに向かい皆が〇になるように動くのみです。

しかし、漬物や新米のごはん美味しかった、干し柿や黒ニンニクもいただきました。何しに訪問したのやら・・・盛岡の女性は芯は強いがやさしい、心があたたかいです。私達に会えて肩の荷が少し軽くなったと言って下さいました。お互いが支える存在だとわかります。愛の場(フィールド)でした。