外へ出たくてしょうがないご利用者さん、玄関ドアを壊しそうな勢いです。丁度雨間で、スタッフ誰か行ってと指示を出したのですが本人の説得にかかっています。これじゃダメです。歩くのも30分くらいだと考え傘を持ち行こうと飛び出しました。一度一緒に行ったのでなんとなく身体は覚えて下さっているようで、仲良く当てもなく歩くことができました。

本人さんは住んでいた所に帰ると言います。一応場所はこっちの方向で遠いよ・・・と言い一緒に歩きます。まぁ、15分かそこら歩いて川のほとりについて、今日はここまでで明日この先に行きましょうというと、納得してくれました。ご本人さんは村へ帰ったら汗だくでした。私は寒がりなので丁度良かったです(笑)。近所は工場地帯ですが、緑も多く新しい発見がありました。結構若い人が現場で働いていました。職人ですね。鉄工女子も居ました。

そういえば、はじめて介護の世界に足を踏み入れた、26年前の特別養護老人ホームで徘徊する人と一緒に外へ何度も出ていました。何でも口に入れる人で落ちているタバコ、食物の葉、最後は土まで口に入れていました。だから行く時はその人の歩く道のタバコの吸い殻拾っていました(笑)。同じ事し始めたと笑いがこみ上げました。さて、この難解どう発展していくのでしょうか。双方に良い方向へむかっていけますように・・・。